転職エージェントの複数利用と企業への複数応募のデメリット

転職エージェント複数の方に相談してみたのですが、当たり前なのかもしれませんが、大体がテンプレートなアドバイスをされることが多く、正直「内定取って入社さえしてくれればいい」という下心を感じずにはいられませんでした。(もちろん信頼できるエージェントさんも稀にいます)

  • 転職するなら10社は応募する
  • その中で2、3社は書類選考が通過する
  • その中で合格するのは1社くらいの確率だ

確かに合理的ですし正しいとは思います。けれどそれは「転職してほしい側」の意見だなと感じてしまいました。

実際に複数社に応募して思ったのは、時間や手間が限られている中で、志望する企業が増えれば増えるほど、意欲や情報収集の精度が分散されてしまいます。そして企業側としては情熱を持って面接に来て欲しいと思うのです。少なくとも私が採用側ならそう思います(笑)

当然こちらも複数社に同じ情熱なんて向けられませんでした。たくさんの会社に志望して情熱を向けようとすると、「一体自分は何をしたいんだ?」と思うようになりました。要するにブレやすくなりました。そもそもきちんと自分と向き合って、自分のやりたいことを明確にし、軸固めが出来ていればブレずに必要な会社だけ受けることが出来ます笑)

給与だけ見て転職出来たとしても、「嫌になったから、向いてなかったから」と辞めたくなっても、30歳を越えてくると簡単には辞められません。

職種を変えるという挑戦の場合、「その仕事を好きになれなかったらどうしよう」と思ったりもするでしょう。そう思うと「好きな仕事もしくは得意を活かせる仕事で給与の良い仕事」に情熱を注ぎたいです。

「転職活動」と「恋人探し」は似ているとよく言われるのですが、数打てばそりゃ見つかりますでも長く続くかどうかは別問題です。やっぱり「好き」じゃないと(笑)

そいういう意味では焦らず探すのも一つの方法だなと思うようになりました。もちろん転職エージェントのアドバイスのように「より良い条件の会社に入社するには数社内定を取って比較することは大切必!」というのも理解できます。

ですが職を失ってすぐに再就職をしなければならない状況ならまだしも、仕事を続けながらしっかり考えて慎重に探すのも良いと思うのです。

複数の転職エージェントを利用してみましたが、良い経歴の持ち主を売りやすい「商品」としか見ていないのか?と感じることも少なくありませんでした

もちろん会社や担当者によって違うので、相性の良いきちんと理解してくれる人を見つけるのが良いと思います。個人的に相性の良い転職エージェントとは以下の点を押さえてくれている人です。

  • しっかり転職後のことを考えてくれる
  • 自分と考え方が似ているけどしっかりと的確なアドバイスをくれる
  • 自分のことちゃんと理解してくれようとする


全国に会社は400万社ほどあります。最終的に決めるのは自分なので、働く会社は一社であることがほとんどです。人生のパートナーを決めることと本当に共通点が多いので、転職エージェントも入社する会社もしっかり見極めたいです。

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